子どもの労働とお金教育

じぶん・かぞくの話

絶賛社畜中のパパではあるが、働くこととお金については日々勉強中。正しい働き方がどういことか、正直よく分かっていない。そして、お金については数年前まであまりにも無知すぎて絶望的だったところから、少しすつ知るところから始めている。

そんな折、現在我が家で起きているムーブメントをご紹介したい。

労働とお金教育

我が家では長男(5歳)にお手伝いをしてもらっている。

初めは軽いきっかけからだった。

本人がどうしても欲しいおもちゃがあると言い出したのだ。

誕生日でもクリスマスでもなく買う理由がどうしても見つからず、思わず提案したのが『お手伝い』だった。

詳細は以下の通り

今思うと、なかなかハードな内容だったと思う。

50シールという事は、お風呂そうじなんて1日1回だし、最短でも50日後。

5歳児に2ヶ月近く物事を継続させるハードルの高さは同世代のお子さんをお持ちのパパ・ママならよく理解してもらえるだろう。

責任感と継続力の芽生え

本人もやる気だったので、なんとなく始めて見ることに。

どうせはじめの3日で終わると思っていた。パパは完全に我が子をみくびっていた。

まずは、仕事を教えるところから。

風呂掃除の手順
 ①シャワーで浴槽を一旦濡らす
 ②バスマジックリンとスポンジでお風呂をゴシゴシ
 ③シャワーで丁寧に泡を洗い流す
 ④栓ををしてお湯はりボタンを押す
 

大人であればどうってことのない内容だが、5歳児にとっては大仕事だったろう。

はじめの1週間は手取り足取りだった。

終わった後はしっかり洗い流せているかパパがチェック。

いわば新入社員の研修期間だ。

自分でやった方が圧倒的に速いため、正直この作業がとても面倒だったが、子ども本人がやるっていったもんだから、本人がギブアップするまではやらせてあげようという一心で続けたのだ。

しかし、5歳児であっても継続的にやることで、明らかな変化が見えてきた。

  • こちらから言わなくても時間になったら自身でお風呂そうじを始めるようになった
  • チェックしなくてもキレイにお風呂そうじ出来るようになった
  • 50回を達成しておもちゃをゲットした後、次の目標に向けて2周目に突入した

ここから分かるのは、たかがお風呂そうじであっても、自分がやるという責任感と、目標に向かって取り組む継続力を育むことに役立っているのかもしれない。

自分が欲しいものを買うにはお金がいることを知る

そして、50語のシールをゲットし、いよいよ欲しいおもちゃを買いに行く日。

社畜パパのお小遣いから給与を支払い、彼は初任給を受け取った。

確か4000円弱だった。

それを持って近所のおもちゃ屋さんへ。

そして、自分でレジに商品を持って行き、店員さんにお金を支払い、お釣りをもらった。

『自分でお風呂そうじを続けてやったから手に入れられたおもちゃだよ。パパとママもこうやってお仕事してお金をもらっているんだよ』

とだけ伝えた。

労働の対価として賃金をえるという資本主義の基本的な考え方を少しばかり経験したに過ぎないが、彼の手元にはお風呂そうじをしないと手に入らなかったはずの『レッカー車』がある。

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お金やモノが目当てになり報酬がないと取り組めないなど、デメリットも考えられる。

このやり方が正しいのか、今は答えが出ない。

子育てや教育方法は当然、家庭それぞれの方法があっていいし、それがその子どもに合っているかどうかも分からない。

とにかくやってみよう。今のところはマイナスにはなってなさそうです。

がんばれ!我が子よ。

パパも頑張るぞ!

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