私の仕事は、デスクワークもあるが歩き回ったり、立ったり座ったりと結構一日動いていることも多い。
また、良いか悪いかは別問題として、片道1時間半近くの電車通勤をこなしているせいもあり、歩数もかなり稼いでいると思う。
そのため、在宅ワークで一日中、自宅のデスクにはりついている人よりは、座りっぱなしで起こる不具合は少ないと思っている。
最近は、座りっぱなしが、体だけではなく脳の認知機能や記憶力ににまで悪影響を及ぼすことが指摘されている。

座りすぎが健康に与える悪影響について
かなり古い記事で恐縮だが、調査された20カ国中、日本が最長の420分(約7時間)だそうだ。
この記事の後にコロナウイルスの大流行が起き、在宅ワークが一般的になったことで、この記事が出た頃よりもさらに、この7時間という数字はさらに増え、座りっぱなしの影響が大きくなっているのではないだろうか。
そして、最近はこういった調査でよく言われているのが、メンタルヘルスへの影響。
心と体のバランスは紙一重だ。
やはり日本人は仕事しすぎなのか。それとも便利な世の中になりすぎたのか。
私も所有しているApple watchには『スタンドリマインダー』という機能がついている。
ご存知の方も多いと思うが、1時間のうち始めの50分間座り続けていると、
『座りすぎだ!体に良くないから立ち上がれ!!』
と、ブルっと立ち上がって休憩するように指示されるものだ。
かなりお節介な機能だと思っていたが、座りすぎが将来に悪影響を招くことを考えれば、かなり優秀な機能だと思う。
こういう情報を得るまでは、このスタンドリマインダー機能の価値を見出すことができなかったが、その必要性や価値を認識するだけで物の見え方が随分と変わる。
はじめにも言ったように、私の場合は仕事中に1時間以上座りっぱなしということが少ないが、どうしても今日はデスクに向かってPC作業をしないといけないという日がたまにある。
そんな時ふと思うのが、集中していると1時間なんてあっという間に過ぎてしまうということ。そして、仕事をこなせる優秀な人ほどその時間はどんどん蓄積していくだろう。
その後は当然首や背中が硬くなることも自覚している。
ただ、ここで大切なことはそういう短期的な弊害ではなく、前述したような長期的な弊害に目を向けるということだろう。
私はこう解釈したが、座ること自体が悪いのではなく、何事もtoo much、too little が良くなくて、今の世の中はtoo much、too little に溢れているような気がする。

これはFitness アプリにあるスタンド時間。
1時間のうち1分以上立っていた時間を記録してくれている機能だ。
私は1日の目標を8時間に設定しているがこれが適正なのかはよくわかっていない…
しかし、意外に達成はできているようだ。
Apple Watchをお持ちで、まだスタンドリマインダー機能をお使いでない方がいれば、未来の自分のためにぜひ、甘んじてApple Watch 君の指示に従おうではないか。
