共働きで、小さい子どもがいる家庭の朝はまさに『闘い』だ。
一分一秒も無駄にしたくない。
そんな修羅場の中の一幕。
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我が家の朝は、7時に妻と共に子どもが私よりも一足先に保育園へ出かけていく。
そして、大体の朝、彼は不機嫌である。何かに理由をつけて怒っている。
朝早くに起こされて保育園という一つの社会へ出かけていくわけで、子どもなりにストレスを抱えながら親と離れて頑張っている。
大人だって仕事へ行きたくない朝があるのだから、子どもにもあって当然だろう。
しかし、その気持ちは最大限考慮に入れても対応できない朝もある。
そして、彼の今朝の言い分は、『全然寝てないからもっと寝たい!』であった。
いや待てよ。彼は昨夜もバッチリ9時間寝たはずだが。
彼にとっては、気付いたら朝だったこと=全然寝てないこと。になったようだ。
『気付いたら朝になっていたということは、グッスリ眠れたということだよ』そんな正論をぶつけたところで、さらに彼はまくし立てる。
『じゃあ寝てる間は、ボクはどうなっているの? どこに行ってるの?』
この一分一秒も無駄にしたくない修羅場で、この手の質問は試合終了を意味する。
しかし、こういう時に親は試されているのだろう。
そんなネタは山ほどある。
我々がいつの間にか深く考えることをやめてしまった疑問を、彼らは全力で我々大人に投げ込んでくる。
どんなに暴投でも豪速球でもしっかりとキャッチしてあげたい。
というのは理想で…。朝の修羅場ではその場を丸くおさめることが最重要事項になっている。
危うくChat GPTに訊いてみなよと言うところだった。
そして結局、今朝も答えは出なかった。
ちなみにChatGPTでは、
『寝ているとき、意識はおやすみして、心の奥にちっちゃく隠れている。でも、ぜんぜん消えちゃうわけじゃなくて、必要なときにはまたすぐ戻ってくるんだよ』
と教えくれたよ。
そんな時、ふと思い出すのは名著『星の王子様』
『星の王子様』の冒頭
ゾウを飲み込んだヘビの絵を描いた主人公。それを分かってくれない大人たち。
そんな退屈な大人になりたくないなぁパパは。
大好きな『星の王子様』については後日、ゆっくり話そうではないか。
さて、子どもがちゃんと寝てるか確認してから眠るとするか。

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