前回までのあらすじ
夏といえば博物館!
2025年、社畜ファミリーの夏。
今年は古への知的好奇心が勝りこちらを選択しました。
そして、なにより最近暑すぎるために『涼』を求めに上野の国立科学博物館へ。
特別展『氷河期展〜人類が見た4万年前の世界〜』
氷河期展のおさらい

会期
2025年7月12日(土)~10月13日(月・祝)
開館時間 9時~17時(入場は16時30分まで)
夜間開館 8月8日(金)~17日(日)および10月10日(金)~13日(月・祝) 19時閉館(入場は18時30分まで)
休館日
7月14日(月)、9月1日(月)、8日(月)、16日(火)、22日(月)、29日(月)
会場
国立科学博物館(東京・上野公園)
入場料
一般・大学生 2300円
小・中・高校生 600円
※未就学児は無料
※障がい者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
土曜日の午前中に向かった。館内はそれなりに人はいたが、順路に沿って流れていくのでごったがえして身動きが取れないほどではないでの大きな問題ではなかった。
クロマニョン人とネアンデルタール人
その中でも、私が今回フォーカスを当ててみたのは、大型動物たちよりも人類の躍動した時代でもあったということだ。
中高生の時も歴史は嫌いではなかったが、図説でみていたものを立体的に捉えると学びが深まる。(何を今さら深める必要はないのに、大人になってから知りたいと思うことはたくさんある)
同じ時代を生きていた両者。
しかし、4万年前までにネアンデルタール人は滅んでいきました。
一体何が両者の命運を分けたのか?
クロマニョン人
ホモサピエンスの一種であり、我々の人類の祖先。約4万年前から約1万年前にかけてヨーロッパに居住していた、
実際に再現されたレプリカをみると、手足が長く顔立ちは完全にヨーロッパ人であった。
ネアンデルタール人
ホモ・ネアンデルターレンシスという種で知られ、われわれホモ・サピエンスとは異なる種である。ホモ・サピエンスが現れるよりもなり前から存在し、筋肉質で頑丈な体格で手足は短く、いわゆるよく目にする原始人のイメージがこれなのだろう。また、とても興味深かったのは、日本人の遺伝子に、ホモ・サピエンスであるクロマニョン人ではなくネアンデルタール人のそれがわずかに含まれているとされる。


© MNHN – JCDomenech パリ国立自然史博物館
ネアンデルタール人といえば、ゴツゴツして文化的に未発達なイメージを持っていたが、火も道具も使いこなし、大きな脳を持っていたとされる。
また、障がいをもった仲間の面倒を見たとされる骨が発見されており、身内を大切にするような姿もみられるようだ。
なんだかこのゴツゴツした顔立ちと身体つきに親近感を覚えた。
かれらが滅んでいった理由は、諸説唱えられているが、その理由よりも興味深いのは、ホモ・サピエンスが生きてきたこれまでの期間よりも、ネアンデルタール人が滅亡するまでにかれらが生きてきた期間が同等もしくは長いということだ(約30万年前から4万年前まで)
特設ショップ
そして、特別展の密かな楽しみ。
出口の手前で悠然と待ち構えるオフィシャルグッズショップ
ここを無傷で通り抜けるのは至難の業となる
(特に子どもを連れていくようになってからはほぼ全敗である)

子どもって、来たところと全く関連性がないものを欲しいと持ってくることがあるが、
今回は、氷河期っぽいからよしとするか。
余談だが、知的好奇心に没頭している中盤、下の子がまさかのお漏らし…。
替えのズボンもなく、まさに背筋が凍った…。
知識や経験と合わせ、猛暑を乗り越えるために色々な意味で涼を得ることは大切ですね。
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